2016年02月16日

【第8話】格上を次々撃破!! 波乱の主役に躍り出たもうひとつの「PSVアイントホーフェン」

【前回までのあらすじ】
  ヨーロッパリーグのグループリーグ進出を逃し、エールディビージでも取りこぼしが続いたDavid率いるPSVアイントホーフェン。順位を下げこのまま優勝争いに加わる事無く秋から冬を過ごす事になるのか。W杯ロシア大会に行けなかったブラジル代表監督時の屈辱の日々がDavidの脳裏をかすめる?

◎第7話の内容はこちら
http://soccer-game2009.seesaa.net/article/433460323.html 

 11月も半ばになると朝晩だけでなく昼間も肌寒い日が続くようになる。更にそぼ降る雨がそれに拍車をかける。ドイツ暮らしで慣れてはいるがやはり寒いのは好きではない。Davidは起きがけに淹れたエスプレッソを眺めながらそう思った。
  ヨーロッパリーグでグループリーグ進出を逃し、優勝争いをして然るべきエールディビジでその仲間に加わる事が出来ていない状況に焦りと苛立ちを覚えた。このままではW杯ロシア大会を目の前にして解任されたブラジル代表監督時の二の舞になりかねない。だが冬の移籍市場が開くまでは選手の奮起を待つしかなかった。

  ヨーロッパリーグのタイトル獲得の可能性が消えた今、残されたタイトルはエールディビジとオランダカップの2つ。オランダ名門クラブたるPSVにとって無冠は許されない。ブラジル代表監督の時と同様、またしても神経をすり減らすのかと思うとため息が漏れる。トップレベルではなく「街のクラブ」の指揮官になった方がどれだけ楽かと・・・。しかし、弱音を吐きたくなる一方で、これまで数多くの修羅場を経験してきたこのオランダ名門クラブの指揮官には、このプレッシャーに打ち勝たねばと決意を新たにする想いも当然あった。
 
  エールディビジと並行して行われているオランダカップ。オランダ国内のプロ・アマのクラブが多数参加するカップ戦である。参加資格が無かったリザーブチームが数年前から参加出来るようになりPSVもリザーブチームが参加している。
  そのリザーブチームがまさかの快進撃で台風の目になっている。初戦(2回戦)をモノにすると、続く3回戦で対戦したフローニンゲンを延長で、4回戦でヘルモント・スポルトを4−1の大差で下すると言うジャイアントキリングを起こし(フローニンゲンもヘルモント・スポルトも2018−2019シーズン、エールディビジに属している)、準々決勝進出を果たした。
 
  一方、トップチームも順調に勝ち進み、あとひとつ勝つとその台風の目となっているリザーブチームと対戦する事になっていた。公式戦でトップとリザーブチームが対戦する可能性が出て来た事でアイントホーフェンの街が盛り上がりを見せつつある中、その「あと一つ」の前に大きく立ちはだかるクラブが・・・。ベスト8決めの対戦相手は長年のライバルであるアヤックスである。4回戦のアヤックス戦、それに勝った後の準々決勝のトップチーム×リザーブチーム共に試合が行われるのはホームであるフィリップス・スタジアム。
 サポーターの盛り上がりとDavidの心の中に湧き起こる高揚感とも緊張感とも取れる心境が交錯する中、まずはアヤックス戦を迎える事になった。暮れも押し迫る2018年がもうすぐ終わる頃の出来事であった。

※ この物語はフィクションであり登場する団体、人物の一部は架空のものです。また実在する選手も登場しますが、所属するクラブは現在のクラブと異なる場合があります。


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オランダ代表 マグカップ -
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posted by さすらいのDavid氏 at 23:44| 東京 ☀ | TrackBack(0) | David氏監督奮闘記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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